利益ゼロから安定黒字へ。住宅事業を軌道に乗せるまでの舞台裏
真面目で勤勉な日本人の平均年収がたった460万円。しかも中央値はなんと407万円。「どう考えてもこの金額はおかしい!」と主張する2人の経営者がお送りするポッドキャスト番組が「年収1,000万円を日本の当たり前にする〜安月給を打破するブレインスイッチ!〜」です。
このブログでは、番組の内容をわかりやすい記事にして紹介します。
第3回は「いきなり30棟も売れてしまった住宅」です。
サマリー
・家具屋から住宅屋へ転身、まずは集客をしっかり行いモデルハウスに4,000万投資!
・家具より家が好評?利益ゼロの超お買い得価格!狙い外れが功を奏した最初の30棟
・適正価格で安定した黒字経営を実現するまでの苦節10年がいよいよ完結
それでは本編をお楽しみください。
家具屋時代の失敗から学び、Facebook広告で集客を開始
安田:前回までは家具屋経営に一度失敗したものの、住宅事業に転身されて結果的に非常にうまくいったというお話を伺いました。
住宅展示場を訪れたお客様に対して、「私どもの家は建てる際に家具も付いてきます。家具店は別にありますので、まずはお気に入りの家具を選んでいただき、それに一番マッチする家を提案します」という順番で話を持ちかけるのは確かにニーズがありそうですよね。
モデルハウスを建てたスタート当時から評判は良かったですか?
村松:はい、そうです。
安田:家具屋経営ではずっと赤字だったとのことですが、住宅事業を始めてすぐに売上は増えていきましたか?
村松:はい、売上は増えました。ただ、利益が出ませんでした。
安田:売上以外にも、また別の問題が出てくるのですね。家を売り始めた初年度は何棟ぐらい売れたのですか?
村松:30棟ぐらい売れました。
安田:住宅事業を始めたばかりの初心者が初年度に30棟、すごいですね!
村松:私もびっくりしました。
安田:集客はどのようにしたのですか?
村松:当時はまだあまり活用されていなかったのですが、「これは使えるのではないか?」と考えて自分で調べながらFacebook広告を出したんです。今でこそSNS広告での集客は単価が高くて費用がかかりますが、当時は少しお金をかけるだけでものすごい反響がありました。他にはチラシでの集客も行いました。
安田:家具屋時代は集客を一切考えていなかったとのことですが、「これではいけない」と学習されたのですね。
村松:はい(笑)
投資回収必須!モデルハウスの評判は?
安田:ちなみにモデルハウスはいくらぐらいかけて建てたのですか?
村松:2,000万円ぐらいですかね。
安田:土地は買わなかったのですか?
村松:土地も買いました。合計すると 4,000万円ぐらいでした。
安田:なるほど。なかなか大胆な資金の使い方ですね。
村松:そうですね。
安田:4,000万円投資したら絶対に失敗するわけにはいかないですし、Facebook広告での集客も行って、そこから順調に進んだのですね。
ちなみに現在もモデルハウスを沢山建てていらっしゃいますが、今は何棟ぐらいあるのですか?
村松:5棟です。これから12月にかけてさらに6棟増える予定です。
安田:すごい。
村松: ただ、現在ある5棟のうち3棟は年内に販売しますので、合計8棟に落ち着きます。
安田: なるほど。そのことについても後ほど詳しいお話を聞かせてください。
最初のモデルハウスはどのような家だったのですか?こだわったポイントなどを伺いたいです。
村松:最初のモデルハウスは、私たちの強みであり特徴である家具を活かすことを重視しました。内装は壁も天井も白、床はナチュラルなウッド調、あまり色を入れすぎないことで家具が映えるように意識して作りました。
安田:家具がとにかく主役だったんですね。
村松:そうです。白いキャンバスに家具で色付けをするというイメージです。
安田:Facebook広告にも「家具から作る家」というコンセプトを盛り込んだのですか?
村松:はい、もちろんです。
安田:そこに興味を持った人がモデルハウスを訪れて、「確かに家具が映える家だ。こういう家に住みたい!」という人が契約してくれたということですね?
村松:それが理想だったのですが、現実は少し違いました。白いシンプルな空間に家具が配置されている写真を見て「こんな素敵な家に住みたい」と惹かれた方が多く、家具にはあまり興味を持たれませんでした。
安田:なるほど。でも実績がないのに30棟も売れるというのはすごいですよね?長くやっている住宅会社でも年間30棟売れるところはそう多くないはずなので、いきなり地元のトップに躍り出たような感じではないですか?
村松:トップまではいきませんが、その少し下ぐらいまで一気に到達しました。
素人が値付け?!利益なしでも売上の好調が救いに
安田:年間30棟も売って利益が出ないというのは少し理解できないのですが、初年度の売上はどのぐらいだったのですか?
村松:うろ覚えですが、9億円です。
安田:売上をうろ覚えというのもすごいですけど、なぜ利益が出なかったのですか?
村松:とてもシンプルな話で、家具であれば10万円で買って15万円で売るというように仕入れ値がわかっているので売値を決められたのですが、住宅についてはあまり詳しくない素人からのスタートだったのでどのぐらいのコストで建てられるかがよくわかっていないまま販売してしまっていたんです。
安田:コストがわからないまま、「だいたいこれぐらいだろう」と売っていたのですか!?
村松:そうです。
安田: 30棟の家と家具を合わせて、本来売るべき値段よりずいぶん安く売ってしまっていたのですね。最初の30棟を買ったお客様は非常にお得でしたね。
村松: 今でも感謝されることがよくあります(笑)
安田:続けていくうちにだんだんと要領を掴んで価格設定も上がっていったんですよね?それで売上は落ちませんでしたか?
村松:落ちませんでした。
安田:すごいですね。2年目は初年度以上に売れましたか?
村松:2年目は40棟ぐらい売れて、売上は16億円ほどでした。
安田:単価が上がっていますね。
村松:その頃には不動産の仕事も始めたので、土地の売上が入るようになったことも影響しています。
安田:ようやくこの時点で価格設定も定まり、土地の仕入れから行うようになってちゃんと利益が出るようになってきたということですね。だいぶ時間がかかりましたね。
村松:10年かかりました(笑)
安田:その間も銀行が融資を引き上げなかったのは良かったですね。
村松:銀行対応は完璧にやり切りました。
安田:家が売れていたからこそ、適正な価格で売れば利益が出る事業だと銀行も認めてくれたのでしょうね。
村松:そうかもしれません。
安田:よくここまでたどり着きましたね。今はモデルハウスを作り、集客して、そのまま販売という流れだと思いますが、年間何棟ぐらい売れているのですか?
村松:去年は55棟で、今期は72棟の予定です。
安田:利益構造を理解してからはずっと黒字ですよね?
村松: はい、そうです。
安田: 良かったです。ようやく人の年収の話ができそうになってきました(笑)
次回からは「どうやって日本人の年収を上げていくのか?」ということも含めてお話を聞きいていきたいと思います。
村松:よろしくお願いします。
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