赤字を立て直してこそ喜んでもらえる!常識破りのM&Aにかける思い
真面目で勤勉な日本人の平均年収がたった460万円。しかも中央値はなんと407万円。「どう考えてもこの金額はおかしい!」と主張する2人の経営者がお送りするポッドキャスト番組が「年収1,000万円を日本の当たり前にする〜安月給を打破するブレインスイッチ!〜」です。
このブログでは、番組の内容をわかりやすい記事にして紹介します。
第5回は「利益が出ない会社ばかり買う理由」です。
サマリー
・買い手のつきにくい赤字企業を積極的にM&Aする村松さんが“立て直し理論”を語る
・今利益が出ていなくとも、村松さんの手で黒字化が狙えるのであれば買い!
・難しいからこそ達成した時の賞賛と喜びが大きいことがモチベーションの源泉
それでは本編をお楽しみください。
その瞬間の市場評価が会社の価値の全てではない
安田:村松さんは静岡県で人気の住宅屋さんで、それだけではなく建築・建設系の会社のM&Aもされているんですよね。
村松:はい。
安田:買っていらっしゃる会社が、あまり儲かっていなかったり赤字を抱えて大変という会社ばかりに見えます。儲かっている会社をできるだけ安く買うのが普通だと思いますが、村松さんはなぜ利益の出ない会社ばかり買うのですか?
村松:純資産があって直近で利益を出している会社は、市場に出せば人気があって高くなりますよね。逆に言うと、そうでなければ安いか買い手がつきにくいということです。
事業は長く続けていくことが必要なので、私はその瞬間だけの資産や利益ではなく、「会社が持っている価値がどの程度なんだろう?」というところを見るようにしています。今現在はお金がなくて直近で利益が出ていなかったとしても、価値のある会社は世の中にあります。
そうした目線で見ていくと意外と買いたいと思う会社があることに気付きました。私自身も全く利益が出ていない大変な時期を経て今に至っているので、そのような考え方になったのだと思います。人気のある会社を買うと高いじゃないですか。
安田:そうですよね。私から質問しておきながら実は村松さんのやり方には共感していて、お金を出せば売上は買えると思いますが利益は買うことができない気がしているんです。
例えば私が売る側だとして、1億円利益が出る会社を相場通り3億円で売るかと言われたら、売らないと思います。10億円とか20億円なら心が動くかもしれませんし、あるいは今1億円の利益が出ているけれどこれを継続するのは厳しそうだという時期なら売ると思います。
そう考えると利益を買うことは現実的には難しいと思うので、「自分が買えば利益を増やせる」という場合は村松さんのような考え方で会社を買うのもアリだと思います。
村松:今だけを切り取って価値がないように市場で査定されていても、これから頑張れば売上も利益もますます上がっていくような会社を安く買って価値を高めれば良いと思っています。
安田:一言で言うと、立て直す自信があるということですよね。住宅・建築・建設系の会社に関してはそのポテンシャル見抜けるし、自分が入れば黒字化するであろうという会社だけを買っていると。
村松:そうですね。
苦境からの逆転劇でこそ生まれる感動と喜び
安田:最初から利益を出している会社はその分当然高いし競合も激しい。そこを買っていく旨みはないし、村松さんが買う必要はないんじゃないかという考えでしょうか?
村松:はい。先ほどは綺麗事も言いましたが、大変な会社を買って立て直すと金融機関さんをはじめステークホルダーの皆さん・従業員の皆さんに「本当に村松社長が来てくれて生まれ変わりましたよ」などと言ってもらえるんです。これがすごく嬉しいのが本音です。
私自身の会社でもそうだったのですが、大変な時期を乗り越えて改善した時の方が「よく頑張ったね」と言われるんです。1億円の利益を出していた会社が2億円まで利益を伸ばしても周りからは「そうなんだ」くらいにしか思われません。マイナス1億円の会社がプラス1,000万円になったみたいな話の方が褒められます。
嬉しさを感じる部分と自分の強みや特徴が合わさっていることも、私たちが安い会社を買う理由かもしれません。
安田:プロ野球のパ・リーグでずっと最下位だった日本ハムも、新庄さんが監督になってからだんだんと強くなって今や首位争いにまで食い込むチームになりましたよね。結果的に2025年は優勝こそ逃しましたが、2位でも新庄さんはすごく評価されていました。
逆に優勝常連のソフトバンクの監督は、誰がやっても優勝できて当たり前と言われてしまい面白くない感じがします。そういうことですか?
村松:周りからの期待が高まっていくほうが良いですよね。
安田:でもそれは立て直せばこそでもあると思います。どうして誰も5位・6位のチームの監督をやりたがらないかというと、結局立て直せず5位・6位でしたということがほとんどだからです。それで「全然ダメじゃないか」みたいにボロクソに言われたりしますから。
目指すは業界の革命児?これからも立て直しM&Aにご期待ください!
安田:社員や銀行には「赤字の会社を買わないでくれ」と言われませんか?
村松:最初はそう言われましたけど、誰も私を止められなかった感じで。
安田:制止を振り切って会社を買って立て直して、「できたでしょ?」と証明しているということですね。
村松:安く買うので会社のお金はあまり使っていませんし、価値が高まって利益が出るようになれば周りからは「よく頑張ったね」と言われます。これ以上のことはないですよ。
安田:しかも買った会社の社員の給料も増やしているんですよね?会社は赤字から黒字になって、自分たちの給料も増えて会社が安定。社員からしたらすごく嬉しいですよね。
意図されているかどうか分かりませんが、建築・建設業界はあまり人気がない中で村松さんは業界を変えるすごい人のように見えると思います。そんな狙いもありますか?
村松:あるかもしれません。
安田:少なくとも村松さんが率いている会社には「ここで働きたい」という人がどんどん集まりそうですね。
村松:人に喜んでもらえることが嬉しいですし、自分が「すごいね」と言われることも喜びです。
安田:今後も村松さんが見て「この会社だったら私がやれば絶対に黒字になる」という会社があれば赤字でも積極的にM&Aしていきますか?
村松:はい!
安田:楽しみにしています。ありがとうございました。
村松:ありがとうございました。
番組WEBサイト:年収1000万円を日本の当たり前にする〜安月給を打破するブレインスイッチ!〜
𝕏アカウント:村松 慶多|デバイス株式会社代表
