事業の寿命が短すぎる今、社長は引き際をどう決めるべきか?
真面目で勤勉な日本人の平均年収がたった460万円。しかも中央値はなんと407万円。「どう考えてもこの金額はおかしい!」と主張する2人の経営者がお送りするポッドキャスト番組が「年収1,000万円を日本の当たり前にする〜安月給を打破するブレインスイッチ!〜」です。
このブログでは、番組の内容をわかりやすい記事にして紹介します。
第12回は「社長は自分のやめ時を真剣に考えよう」です。
サマリー
・事業を起こすことは好きだが、60代を超え「出口」を先に決めることにした安田さん
・変化が激しい現代では事業の入れ替えサイクルが短く、同じことは何年も続かない
・出口戦略を考えたい方、売却に興味のある住宅会社の方は是非村松さんへ相談を
それでは本編をお楽しみください。
期限を決めて事業を始めるというマイルール
安田:身内への事業継承は難しいというお話を前回しましたので、今回は「ではどうすれば良いのか?」について話しましょう。
私は会社の経営や事業について考えることが非常に好きで、生き甲斐のようになっています。もう60代ですが、会社経営や事業創出は面白いのでまだまだ新しいことをやりたくなります。
新しい会社を立ち上げて事業を作って人を巻き込んでいくのは楽しいのですが、私は「出口をどうするか」を決めてから始めるように心に決めています。5年後や10年後などで終わりを決めて、最初に集まったメンバーだけで出資をして最後には売却することにしています。
昔は会社は永久に続けていくものというイメージでしたが、今の時代に社長になる人たちは出口を決めてから始めた方が上手くいくように思っています。村松さんはどう考えていますか?
村松:長期的な目標はあったほうが良いと思いますが、出口というのはまだピンときていないです。今ある会社を売却したり継承するイメージがまだなくて、その後の自分の人生についても想像ができません。
もしも売却で何十億円という大金を手にしても、使い道に困ってしまいそうで。世界旅行に行きたいとかはありますけど...。
安田:きっとまた何か事業を始めると思いますよ。
村松:そうですよね(笑)
安田:事業を手掛けること自体は全く問題ないのですが、同じ人間が最終決定権を持って数十年にわたって同一企業のトップに居続けることが難しいのではないかと思っています。今は世の中が変化するスピードがものすごく早いので、年配になるほどなおさら難しくなる気がします。
私は自分がやっていた会社の社長を最近交代したばかりで、交代した理由は年齢的な要素が大きいんです。
村松:うんうん。
安田:世間から見たときに、40代くらいの人がトップに立っていないと「これからは社会がこのように変わっていきます」と言われても説得力に欠けるように感じてしまったんです。
村松:そうでしょうか?安田さんならば今はまだ若いのではないでしょうか。70代になってようやくズレていると感じる人が出てくるかもしれない程度に思います。
安田:どうでしょうね?私のことを知っている人は「そんなことないです」と言ってくれるかもしれませんが、そこは自分で決めないといけないと思いました。
村松:なるほど。
旧体制をそのまま継承することのデメリット
安田:会社の出口は事業継承するか上場するか廃業か売却かくらいしかなくて、多くの社長は上場した後に自分の持ち株比率を徐々に減らして人材を集めたり、資金や人材の豊富な他企業に売却して次の経営母体にバトンタッチします。
そうでないならば廃業か継承になるでしょうけど、身内への継承は一番難しそうですよね。
村松:そうですね。事業が発展する可能性も下がる気がします。
安田:これまでずっと支えてくれていた番頭さんのような人が代変わりしても支え続けてくれるような図式が昔はありましたけど、今はそういう存在が逆に足枷になりかねない時代ですよね。
日本の法律では社員を簡単に解雇したり入れ替えたりすることはできないので、売却を経て他の企業が整理する場合以外では特定の社員に退いてもらうなんて無謀です。
村松:その悩みは経営者仲間からよく聞きます。先代社長の時から在籍している60代や70代の社員がぞろぞろいるような会社を引き継ぐと、先代からの申し送りと現実の板挟みになるようで...。
安田:先代の社長も悪気はなく、経営の常識がここまで変わってくると想像がつかないのでしょうね。我々でさえ5年後にどうなっているかわかりませんし、その時々起きたことに柔軟に対応していくしかありません。
そう考えると、全ての社長は何年後に辞めるのかを決めておいた方が良いと思います。
今の時代の経営者には変化し続けることが必要
村松:安田さんがそう言うと、「1000円札は拾うな」「会社にワインを置け」のようなテクニック的な話に聞こえてしまいます(笑)
安田:人がやらないことを言って注目を集めようとしているわけではありません。
昔は一つの事業の寿命は30年くらいだと言われていて、30年の間にだんだん収益が上がりにくくなっていくので次の事業を立ち上げるというサイクルでした。でも今は30年どころか3年や5年で寿命を迎える事業がほとんどです。
同時に複数の事業を立ち上げて乗り換えていかないといけない時代ですよ。
村松:ロジックはよくわかりますが、実際にはかなり難しいなと感じます。私は色々なことを同時にはできないタイプなので、それができる人はすごいです。
安田:自覚されていないだけで、村松さんも変化していると思います。5年前と今を比べたら全く異なる事業を展開されていますよね?
元々は家具屋だったところから、住宅販売をやって、さらには企業のM&A事業までやっています。自分では同じことをコツコツ続けてきたつもりかもしれませんが、全然違うことにどんどん取り組んでいるんです。
村松:そうかそうか。
安田:5年後には、今は想像もつかないような事業を手掛けているはずです。
村松:そうですね(笑)
安田:「想像もつかないことをやろう」と意図していたわけではなく、目の前の変化に合わせて微調整を繰り返した結果なんだと思います。
それができないと今の時代は会社経営ができないと思います。5年前と全く同じビジネスモデルで同じ商品を同じ売り方のまま売って、業績を伸ばし続けている会社などほとんど存在しません。
村松:ないですね。住宅では2-3年に1度のサイクルで商品をアップデートしないと市場から取り残されます。
安田:そうですよね。社長がどれだけ工夫を凝らそうとしても、同じ業界や同じやり方に長く浸っているとどうしても頭が固くなっていきます。だからこそ定期的に若い世代へと入れ替わった方が良いと考えています。
村松:確かに。
安田:未来がどうなるかは分かりませんが、村松さんは当面、辞め時ではなく事業の拡大を考えるフェーズですね。
村松:はい。
安田:住宅関係の事業を営んでいる経営者さんで「これからの事業継承や会社の出口に悩んでいる」という方、「今いる社員の給料を上げてくれる経営者に委ねたい」という方は、村松さんに是非ご相談ください。
村松:お待ちしております!
番組WEBサイト:年収1000万円を日本の当たり前にする〜安月給を打破するブレインスイッチ!〜
𝕏アカウント:村松 慶多|デバイス株式会社代表
