企業再生の秘訣がココに!従業員が多い赤字会社を狙って買う理由
真面目で勤勉な日本人の平均年収がたった460万円。しかも中央値はなんと407万円。「どう考えてもこの金額はおかしい!」と主張する2人の経営者がお送りするポッドキャスト番組が「年収1,000万円を日本の当たり前にする〜安月給を打破するブレインスイッチ!〜」です。
このブログでは、番組の内容をわかりやすい記事にして紹介します。
第6回は「黒字経営のからくりはここにあり」です。
サマリー
・赤字会社を黒字化するポイントはビジネスモデルよりも従業員にアリ!
・人件費のコストカットではなく、一人ひとりの価値を高め給料を上げていく
・成果と給料が見合わない人にも給料の見直しではなく成果伸長のための対話を行う
それでは本編をお楽しみください。
従業員がいれば、立て直しの未来が拓ける
安田:前回はなぜ儲かっていない赤字の会社ばかり買うのかという話をお聞きしました。買った後に業績が激変するのであれば、安いうちに買って上がったほうが儲かる。村松さんは株と同じようなことを意識してM&Aをされていらっしゃるということでした。
黒字化できる会社には条件もあると思うので、今日はそこを掘り下げてお話を聞かせてください。どういう会社だったら村松さんの手で黒字化できるのか?今赤字の企業を黒字化するポイントはどこにあるのでしょうか?
人件費を下げたり色々とコストカットをしているのではなく、給料も増やしているんですよね。まずは、どんな会社に黒字化するポテンシャルを感じますか?
村松:会社を買う前は社員さん一人ひとりのことはあまり見えていない状態なので、その事業と社員さんをまるっと買う形になります。その時点では「これだけの人数がいれば、仕事のやり方を全部変えていけば何とかなるのではないか」という割と浅はかな考えからスタートします。
私が興味を持つのは従業員さんが10人以上の規模で、20人・30人となるべく多いほうがいいと考えています。
安田:人が多い方が良いんですね。例えば、人はいるけれど給料の割に全然働いていないこともあり得ますよね?
赤字が起こるのは極論で言えば人件費が原因で、全員が給料以上に利益を出していれば絶対に黒字になり、給料以下の利益しか出さない社員の方が多いと赤字になると思っています。
村松:人員整理ができていなくて生産性の低い方が赤字を生んでいるということもありますね。
安田:人数はある程度いてくれたほうが良いけれど、全員が黒字化するとは村松さんも思っていないということですね?
村松:そうです。
一人ひとりとの面談を通して組織をガラッと変えていく
安田:給料分以上に頑張っているのに会社が儲かっていなくてリターンをもらえていない人もいるし、逆に給料を貰いすぎていて全く仕事をやっていない人もいますよね。ビジネスモデルの立て直しというよりは、組織の立て直しをまずされるのですか?
村松:はい。事業戦略・販売戦略・販売チャネル・売り方・トークスクリプトといったことは、テクニックやフォーマットがしっかりあればある程度までいけると思います。しかし、そこでなぜ伸びきらず足踏みしてしまうのは、大抵は人の問題だったりします。
頭数はいるけれど生産性が低い、売り上げが上がらない、良いものが作れない、作業効率が悪い、といった問題が人対人において一番大変です。そこをガラッと良くした時に会社は本当に変わります。
社員一人ひとりがいるからこそ会社の売上や利益に繋がっていくので、一人ひとりに目をかけていくということをやらせていただいています。
安田:ということは、ビジネスモデルそのものがすごく優れているから選んでいるのではなく、ある程度お客さんがいてちゃんと商品が売れている普通の会社であれば赤字は別のところに原因があるのですね。買収した後はまず社員の方と面談などをするのですか?
村松:「この人の魅力や才能をちゃんと出し切れているのかな?」という目線で、一人ひとりと面談をします。
「この人は本当にうちの会社に合っていないな」と思えばそれはそれでお声がけしますし、会社のやり方や向かっていく先には合っているけれど力を出し切れていない方には「持っているものをちゃんと自信を持って出し切っていこう」という話をします。
生産性という言葉はあまり好きではないのですが、一人ひとりにより価値を高めていただいて成果を上げてもらうように取り組んでいます。
去る人もいるが、必要な人には成果も給料も上がるようにアプローチ
安田:例えば30人の会社を買ったときに一緒に立て直せば今まで以上の成果を出してくれそうな人とそれが難しそうな人はどのくらいの割合になりますか?ざっくりで構わないのですが、何割くらいが残って何割くらいが去っていくものなのでしょうか。
村松:うーん...会社によって違いますから一概には言えませんが、大体1〜2割は会社を離れる方が出ますね。
安田:そんなものなのですね。本当に黒字化する2〜3割だけを残して他は全員クビとかではなく、基本的には「その人の力を出してくれればきっと黒字化するはずだ」ということを前提としているのですね。
村松:そうです。人件費を下げて黒字化するというやり方はしていません。
安田:なるほど。
村松:どうしても会社のスタイルや向かっていく先に合わないなという方や、頑張っていこうとしているけれど周囲の足を引っ張ってしまうような方もゼロではないということです。
安田:考え方が合わないのは仕方がないと思うのですが、例えば能力の割に給料を取りすぎている人などはどうするのですか?給料を半分にすれば採算は取れるはずですけど、普通は辞めてしまいますよね。
村松:給料は下げません。むしろ上げる話をします。
安田:ということは、給料を下げざるを得ない人は基本的に去ってもらうのですか?
村松: いえ、必要な人であればいてほしいのです。ただ、評価が高すぎる場合は「あなたの評価は今の行動量・成果からすると少し高い設定になっているのでもう少し頑張ってください」とは伝えます。
「具体的にはこれぐらい、あとプラスアルファの行動を起こして」という形のアプローチをします。本人も自分が出している結果以上に給料を貰いすぎていることは分かっているはずですし。
安田:そうですよね。企業規模を問わず、全員が高すぎたり低すぎたりするというよりは、現場の若手がそこまで高くない割に管理職が仕事の割に給料を取りすぎているケースが多いと思うのですが、どうですか?
村松:そういうケースはありますね。
安田:前の経営者はそのアンバランスさを分かっていないのか、それとも自分ではもうそこを整理できなくなってしまっているのかどちらなのでしょうか?
村松:自分の会社のことは一番見えなくなるものです。
安田:では「長い付き合いだから(給料を)下げられないな」ということではなく、本当は若手の社員たちへもっと給料を払うべきだということが見えていないのですね。
村松:そうだと思います。
安田:なるほど。オーナーが変わって認められ給料も上がる人にとっては、村松さんの買収は嬉しいでしょうね。また次回もお話聞かせてください、ありがとうございました。
村松:ありがとうございました。
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